アメリカ映画らしい結末・・・
★★★
精神科医バンクスは、うつ病の28歳の女性エミリーに新薬を処方する。
薬のおかげでうつ病は改善したが、副作用で夢遊病を発症してしまう。
そして、ある日遂に彼女は、夢遊病状態のまま殺人事件を起こしてしまう。
投薬ミスの責任を問われ、窮地に追い込まれたバンクスは、自らの名誉のため、
独自の調査に乗り出す。その殺人事件の背後にある思惑とは・・・。
うつ病という病気を利用した犯罪。
誰が得をするのか・・。
何か書くとネタバレになるので書きにくいのですが、犯罪の動機と結末がいかにも
アメリカ的。
病気を利用するという点で「冷たい月を抱く女」を想起しました。
特にクライマックスのない映画ですが、出演者の演技が素晴らしく(特にエミリー)、
最後まで騙されます。
見応えはあると思います。