ポーランドを知るための60章 エリア・スタディーズ

ポーランドの概要を知るにはよいかも

★★★☆☆

何人かの執筆者が、

Ⅰ 建国から中央復活まで
Ⅱ ポーランド人とユダヤ人
Ⅲ ポーランドと日本
Ⅳ 政治・経済・社会の変貌
Ⅴ 市民生活とカトリック
Ⅵ 言語の周辺
Ⅶ 文学・芸術・映画

について書いています。

どの章も、同じ人が書いているわけではないので、「シュラフタ」とか、何となく政治体制の単語などは頭に残るのですが、流れがないので、いまいち読みにくい。

それでもポーランドに関する本は少ないので、旅行前にはよいと思いました。

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アウシュビッツ博物館案内 中谷剛

アウシュビッツ博物館案内 中谷剛

アウシュビッツ・ミュージアムに行く前には必読 ♪
★★★★☆

前編222ページ。

第1部 オフィシエンチムで 約70ページ
第2部 写真で見るアウシュビッツ強制収容所 約40ページ
第3部 アウシュビッツ・ミュージアム 約80ページ

第1部は中谷さんがアウシュビッツ・ミュージアムのガイドをするようになった経緯や、ポーランド人との対話を通して形成された歴史感などが記されています。
上の構成からもわかるように、第2部の写真も多く、第3部は展示室の案内が図で示されているので、実際にどこに何が展示されているのかを事前に把握するのには最適です。第3部にも全ページに写真があるので、解説とともに収容所のイメージをつかみやすいようになっています。

こちらを持ってアウシュビッツ・ミュージアをまわるのもよし、でも、ぜひ事前に読むことをお勧めします。熟読する時間がなくても、一度でも読んでいけば、アウシュビッツ・ミュージアムの訪問が格段に有意義になると思います。

中谷さん自身は、展示について事細かに説明するのではなく、アウシュビッツ・ミュージアムを見学して、見学者が何を感じ、これから世界で自分たちに何ができるか、何をするべきか考えて下さい、ということを繰り返しおっしゃるような方で、この収容所見学からもっと大きな視点を持てるように促すような方でした。

振り返ると、この本からも中谷さんの真摯な姿勢が伝わってくるようです。

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物語 ベルギーの歴史 – ヨーロッパの十字路 (中公新書)

ベルギー近代史と国内の言語対立がよく分かる ♪

★★★

前半はベルガエ人の勃興の話などが延々と続き、ちょっと退屈。

ベルギーは1839年に正式にオランダから独立するまでオランダだったので、図説オランダの歴史・
佐藤弘幸を読んでからこちらを読むことをお勧めします。そうすると、前半も歴史の復習になります。

ベルギーの近代史、オランダ語とフランス語の対立がいかに根深く、王政や国政にまで時に不毛とも思える争いを持ち込んでいうることがよくわかります。

図説オランダの歴史・佐藤弘幸(わかりやすい)とセットで読むことをお勧めします。

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Kadokawa Art Selection レンブラント 光と影のリアリティ

レンブラント鑑賞のためには必読 ♪

『夜警』の画家としてあまりにも有名なレンブラント。

レンブラント自身に関して言えば、才能にあふれ、20代から画家として成功をおさめながら、次々と家族の死に見舞われ最後には破産に至ったという話も有名。私生活の変遷に伴う画風の変化も解説されています。

オランダ絵画を代表する画家ですから、私生活だけでなく、その画風は、オランダの経済や宗教などの影響も受けています。レンブラントはトローニー(「頭部の習作」、誰とは特定されない人物の胸から上を描いた作品)と呼ばれる肖像画を数多く残していますが、こちらも貧しい身なりや豪奢な服装、誇らしい表情や陰鬱な表情と、時代やレンブラント自身の内面もうかがえ、興味深いです。

オランダ絵画は風俗画もたくさんありますが、その時代背景などもこの本からわかります。

レンブラントだけではなく、オランダ絵画の変遷の概要もわかる良書だと思います。

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