アウシュビッツ博物館案内 中谷剛
アウシュビッツ・ミュージアムに行く前には必読 ♪
★★★★☆
前編222ページ。
第1部 オフィシエンチムで 約70ページ
第2部 写真で見るアウシュビッツ強制収容所 約40ページ
第3部 アウシュビッツ・ミュージアム 約80ページ
第1部は中谷さんがアウシュビッツ・ミュージアムのガイドをするようになった経緯や、ポーランド人との対話を通して形成された歴史感などが記されています。
上の構成からもわかるように、第2部の写真も多く、第3部は展示室の案内が図で示されているので、実際にどこに何が展示されているのかを事前に把握するのには最適です。第3部にも全ページに写真があるので、解説とともに収容所のイメージをつかみやすいようになっています。
こちらを持ってアウシュビッツ・ミュージアをまわるのもよし、でも、ぜひ事前に読むことをお勧めします。熟読する時間がなくても、一度でも読んでいけば、アウシュビッツ・ミュージアムの訪問が格段に有意義になると思います。
中谷さん自身は、展示について事細かに説明するのではなく、アウシュビッツ・ミュージアムを見学して、見学者が何を感じ、これから世界で自分たちに何ができるか、何をするべきか考えて下さい、ということを繰り返しおっしゃるような方で、この収容所見学からもっと大きな視点を持てるように促すような方でした。
振り返ると、この本からも中谷さんの真摯な姿勢が伝わってくるようです。
今日もうさぎの日記を読んで下さってありがとうございます。
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