図説 オランダの歴史 (ふくろうの本/世界の歴史) ♪

本格的な記述、でも図説があるからイメージがつかみやすく理解度が深まる ♪

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『図説』とあるので、もう少し平易な本を想像していましたが、内容は、オランダの歴史の基礎となっているとも言える地理の話から始まって、芸術、宗教、もちろん政治の変遷なども詳しく書かれています。

『図説』には、多くの肖像画や絵画なども含まれていて、オランダという国のイメージがとてもつかみやすく、文章の理解を深めるのに有用です。オランダに行く前には必読、おすすめです。

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アンネの日記 / それもただユダヤ人と言うだけで。

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ドイツ系ユダヤ人のアンネ・フランクは、ナチスの迫害を逃れるために1942年から1944年までのアムステルダムでの隠れ家の日常を日記に綴った。

そもそも、ほんの13歳のアンネが大人のように鋭い観察眼をもっていること、教養にあふれていること、にも関わらず少女らしい感受性で様々な物事を受け止めていること、そして、この日記が今のように世界中の人々に読まれる様に保存されていたことが、奇跡の連続 !

奇跡の連続が世界中の人に貴重な体験、資料を残しています。
アンネは、「わたしの望みは、死んでからもななお生きつづけること !」と書き残していますが、亡くなるのが早すぎたとは言え、彼女の望みは叶えられています。

アンネは、ただユダヤ人というだけで潜行生活を送らなければならない理不尽を身をもって感じながらも、自分がユダヤ人であることにプライドを持ち続けています。

戦争の責任は、「偉い人たちや政治家、資本家にだけあるのではなく、責任は名もない一般の人たちにもあるのです」とか、「連合軍の上陸作戦が進まないのは、だれでも自国民を犠牲にしたくないから仕方がない」だとか、冷静に分析しながらも、戦況に一喜一憂して、絶望に苛まれたり、希望を見出す心境がひしひしと伝わってきます。

見取り図を見るととても狭い空間にアンネ一家と他4人の8人が息を潜めて暮らすことは、想像を絶することでしょう。

そんな状況で、アンネはなるべく日常の不自由さをユーモラスに自分だけの日記に綴ったり、読書したり、勉強したりすることで紛らわしていたのす。
それでも抑えきれない日常生活への不満、一緒に暮らす人達の人物描写の鋭いことに驚きます。

このような奇跡の連続で残されたこの本を読まないことは、人生における損失です !

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フランダースの犬 ♪

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日本人にはアニメで有名なフランダースの犬。

主題歌の最後に、ネロが、「パトラッシュ !」と可愛らしく叫ぶ声を懐かしく思い出しました。

この本には、「フランダースの犬」と、「ニュールンベルクのストーブ」の2話があります。

いずれも極貧にありながらも才能のある少年の物語ですが、「フランダースの犬」の結末は悲劇的、「ニュールンベルクのストーブ」の結末はハッピーエンドです。

ハッピーエンドのほうが読後感はやはりよいような気もしますが、ネロのような不幸の重なる人生もそれはあるんだろうな、と読んでいて胸に迫るのは「フランダースの犬」。

でも、そう思うのは日本人だけで、アメリカでは「ネロの父親が名乗り出る」などの改変を加えてハッピーエンドにしているそうです。

どちらも短編ながら感銘を受ける名作だと思います、村岡花子の訳も生き生きとしてすばらしい。

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天才・長いあとがきも良いです

石原慎太郎が一人称で田中角栄になりきって書いた小説。

コンピューター付きブルドーザーと言われた角栄の鋭さ(コンピューター)と即断即決のバイタリティー(ブルドーザー)を平易な文章でよく描いていると思います。

首相まで上り詰めた政治での成功の裏にある家族に対する思いには人間味を感じます。

角栄を失脚させたロッキード事件の5億円が選挙資金300億円の中のはした金だというくだりは、良くも悪くも300億円集められる角栄の才覚やスケールの大きさをあらわしていると思います。

角栄の金権政治を批判した先鋒の石原に対する角栄の扱いや評価が書かれているあとがきは、ある意味小説以上に読み応えがあるかもしれません。

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クリスマスキャロル・ぜひ村岡花子の訳で読んで下さい ♪

守銭奴で人間嫌いなばかりにロンドンで孤独な生活をおくるスクルージという初老の商人。

クリスマスの前夜、かつての共同経営者のマーレイの幽霊がスクルージのもとに現れ、これから3人の幽霊がスクルージのもとに訪れると告げる。

3人の幽霊はスクルージの過去と現在と未来にスクルージを連れて行く。

自分の未来を見てスクルージは何を思ったか・・・。

ストーリーは、自分の来し方や将来の顛末を見て反省し心を入れ替え、善良なロンドン市民になった、という単純なものですが、ディケンズの人間洞察もさる事ながら、古典的でありながらリズムの良い村岡花子の訳が、このストーリーをいきいきとしたものに仕上げています。

何度でも読み返したくなる、これぞ古典、です。

本自体はとても薄く、実際にすぐに2回一気に
読んでしましました。

超おすすめです。

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