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日本人にはアニメで有名なフランダースの犬。
主題歌の最後に、ネロが、「パトラッシュ !」と可愛らしく叫ぶ声を懐かしく思い出しました。
この本には、「フランダースの犬」と、「ニュールンベルクのストーブ」の2話があります。
いずれも極貧にありながらも才能のある少年の物語ですが、「フランダースの犬」の結末は悲劇的、「ニュールンベルクのストーブ」の結末はハッピーエンドです。
ハッピーエンドのほうが読後感はやはりよいような気もしますが、ネロのような不幸の重なる人生もそれはあるんだろうな、と読んでいて胸に迫るのは「フランダースの犬」。
でも、そう思うのは日本人だけで、アメリカでは「ネロの父親が名乗り出る」などの改変を加えてハッピーエンドにしているそうです。
どちらも短編ながら感銘を受ける名作だと思います、村岡花子の訳も生き生きとしてすばらしい。
今日もうさぎの日記を読んで下さってありがとうございます。
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