最終便に間に合えば・林真理子♪

連休最終日。

いつも行くハンバーガー屋さん。
今日は今までよりハンバーガーが小ぶり。

ボリュームは要らないのでそれはいいのですが,ハンバーグがちょっといつもよりおいしくない・・・。

コスト維持が厳しいのでしょうか。

先日閉店を告げられた串揚げ屋さんのことが
頭をよぎりました。

お気に入のハンバーガー屋さんだけに頑張って
欲しい♪
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★★★ 女のリベンジストーリー、娯楽には最高♪

週刊文春で長年エッセイを読んでいるハヤシマリコさん。

遠い昔に直木賞受賞作の本作を読んだ記憶があるけれど、はるか記憶の彼方。

何となくもう一度読んで見ようと思った。

表題作は、造花デザイナーとして成功した女が、昔の男に連絡して食事を共にしながら過去を回想し、自分が昔と違って相手にとって今はいかに価値のある女になったかを自負する、というストーリー。

これは、一言で言えば、「昔はあなたに邪険にされたけれども、今はあなたになんか手が届かないわ」というリベンジ心理を書いてるってことでしょ。

まるで、ハヤシマリコさんそのものの経験談だったりして。

女のリベンジ心理が、回想と現在の会話を巧みに混ぜて書かれており、一気に読ませるのはさすが。でも、読み終えれば感慨などはなく、娯楽として読むには最適かと。

他に、直木賞受賞作の「京都まで」と、短編2作が収録されている。

どれも、一気に読ませる点と、読後感は表題作と同じ。

最終便に間に合えば・林真理子

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叱られる力 聞く力2・阿川 佐和子

タイトルとはちょっとズレてるけれどアガワファンにはいいかも『聞く力』に続いて読んでみました。

構成は、

Ⅰ 叱る覚悟と聞く力
Ⅱ 叱られ続けのアガワ60年史
Ⅲ 叱られる力とは?

となっています。

Ⅰには、現代の若者がいかに叱られることに慣れていないか(例えば、隣の先輩社員が叱られているのを見ただけで出社しこなくなる)、そんな部下を叱るのはいかに大変か、といったことがアガワさんの周囲の管理職の話を元に書かれています。

Ⅱは、もっぱら、アガワさんが小さい頃からお父上に怒鳴られて、叱られた思い出話。それでもお父上に対する愛情が随所に感じられます。そして、叱られ続けた結果「対処法」を取得したとの結論。

Ⅲは、「別れ話」の乗り越え方、とか、ゴルフに学ぶ人づきあいのマナー、とかちょっととりとめのない感じになっていて。タイトルとはズレている気がします。
タイトル通りの”叱られる力”を身につけたいと思う人には期待はずれかも知れませんが、エッセイとして読む分には面白いと思います。

叱られる力 聞く力2・阿川 佐和子

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聞く力・阿川 佐和子

たとえエッセイだとしてもおもしろい

週刊文春の『阿川佐和子のこの人に会いたい』を愛読しています。

これ、ホントにおもしろいんですよねえ。

こんなことまで聞いちゃうんだあ、よく相手は怒らなかったねえ、なんてことまで聞いてるし。
そのアガワさんの”聞く力”の本、といえば、読むしかないでしょう。

この本にもあるように、城山三郎さんとの対談でニコニコ城山さんの聞き上手に触れて「城山さんを目指す」という目標を立てたことは以前何かで読んだ気がします。
そしてそれからアガワさんは20年もの長い間、様々な職種の人たちをお相手に、すばらしいインタビューを続けているのです。

35のヒントは、タイトルだけを見れば、「面白そうに聞く」「相手の気持を推し測る」「相手の目を見る」などありふれれたことのように思えますが、各界の一流の人達との対談という貴重な体験談に裏打ちされているので、読み物としても面白いし、説得力があると思います。

一方、「質問の柱は三本」「お決まりの話にならないように」「聞きにくい話を突っ込むには」などのタイトルは、『阿川佐和子のこの人に会いたい』の極意を語っているといます。

意外だったのは、「しゃべる過ぎは禁物?」のタイトル中にある、週刊文春の対談のアガワ発言が編集の際に大幅に削られているという事実とホントにこんな少ない発言でよくいろいろ聞き出しているなあ、と感心していたのに。

でも、「インタビューは苦手」のタイトル中で、ライターさんに「アガワさんはね、不思議と社長さんに嫌われなかったねえ」と言われたことを書いてありますが、やっぱりアガワさんの天真爛漫なおしゃべりも聞く力になっているんでしょうね。

とにかく、対談相手のエピソードが読めるエッセイとしても十分に面白いのでオススメです!!

聞く力_心をひらく35のヒント 阿川 佐和子

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安井かずみがいた時代・島崎 今日子

ジュリーのYou Tube動画を見ていたら、『危険な2人』作詞 安井かずみとなっていました安井かずみについては、以前コシノジュンコさんが日経新聞の『らいふプラス』で言及していたので、またまた興味がわいた。

1939年生まれで、26歳の時に伊東ゆかりが歌った『おしゃべりな真珠』がレコード大賞を受賞。

若いだけでなく、抜群のセンスと美しさでモデルもする作詞家として話題になり、以後次々とヒット曲を飛ばす作詞のみならず、サンローランを来てスポーツカーを乗り回しキャンティに夜な夜な繰り出すなどそのゴージャスなライフスタイルも注目だったらしい。私生活では、27歳の時に画家のバルテュス夫妻の立ち会いのもと、青年実業家とローマで挙式したが、すぐに離婚。38歳で加藤和彦と再婚後は、自他ともに認める日本一ゴージャスでお洒落な夫婦としてメディアに登場。55歳で仕事をやめてまで献身的に看病してくれた夫に看取られ、肺がんで死去。夫の「寂しいけれど悲しくはない」との言葉も感動を呼んだ。

これがメディアに登場した安井かずみ像。

この安井かずみ像を、彼女の身近にいた20人余りの人が、元夫、元恋人、友人、仕事仲間、身内としてそれぞれの立場から語る構成になっている。

安井かずみを語る人たちも、元夫の実業家だったり、林真理子だったり、吉田拓郎、渡邉美佐など一流の人たち。最後の方に安井かずみの妹。メディアに登場する通りの夫婦だったと語る人もいれば、そうではないのではないかと語る人。

いずれにしろ語る方もそれぞれの分野で成功を収めた人たちだから、視点が鋭く興味深い。
特に吉田拓郎は正直な語り口である。
身内である妹の証言も、華やかな安井かずみ像の寂しさがよくわかる。
こういう本は、安井かずみに興味がある人だったり、その時代を知らない人にはあまりおもしろくないのかもしれない。

この頃の作詞家といえば阿久悠が真っ先に浮かぶから、安井かずみについては知らなかった。
でも、安井かずみを語る人のだれかを知っていたり、歌謡曲全盛の時代を少しでも知っているひとには読む価値ありと思います。

ただ、知人によると、この連載が婦人画報に載っていた時は、新田ジョージとのゴージャスな結婚式の写真などがたくさんあったそうです。
それにしては、この本の中には、わざわざ単行本で買って見るほどの写真はありません。

文庫本でもいいのでは。
安井かずみがいた時代・島崎 今日子

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魔女の盟約・大沢 在昌

週刊文春で「魔女の封印」の連載が始まりました。
以前文春で連載されていた「魔女の盟約」が面白かったので、シリーズ第1作めのこちらを購入。
これは、東京で女ひとり闇のコンサルタントとして、裏社会を生き抜く女性・水原を主人公にしたストーリーです。
水原は、売春業で成立する地獄島から島抜けをしたという過去を持つ女性。
とても美しいけれど、頭が切れ、時にものすごく冷徹。
「魔女の笑窪」は、水原シリーズの最初の本。
島抜けをして以来、自らの才覚で安定した生活を得た水原だが、ある美容外科医との接触から、地獄島の番人にその存在を悟られて、地獄島に連れ戻されそうになる。
そこから、水原の地獄島に対する闘いが始まる。
ストーリーはやや現実離れしているようにも思えるけど、他にもそれなりに複雑な人間関係の事情もあり、陳腐とまでは言えないと思います。
何より、水原が女性ひとりであるにもかかわらず、巨大な裏組織や地獄島に立ち向かっていっても負けないストーリー展開にスカッとします。

魔女の笑窪  大沢 在昌

週刊文春で「魔女の封印」の連載が始まりました。
以前文春で連載されていた「魔女の盟約」が面白かったので、シリーズ第1作めの「魔女の笑窪」を購入。そうしたら、もう一度「魔女の盟約」を読みたくなって、深夜に近所の書店で購入。
アマゾンさんの配達を待っていられませんでした(笑)。
韓国で日本、中国、韓国の裏組織の利害が複雑に絡む抗争に巻き込まれた水原。
危ないところを、中国マフィアのトップ・黄に家族を殺された中国人女性捜査官・白理に助けられる。
白は家族を殺した黄に復讐すべく、水原に協力を依頼する。
水原と白理は、日本での黄に対する復讐の”盟約”を交わす。
巨大な裏組織に女性2人で立ち向かう。
何もかも失った水原は、警察、公安、中国情報部に、黄を抹殺する利益をちらつかせて利用する。
そこからは、どんどんストーリーが展開していって、読むのをやめられなくなります。

超おすすめです!!
魔女の盟約  大沢 在昌

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