たとえエッセイだとしてもおもしろい
週刊文春の『阿川佐和子のこの人に会いたい』を愛読しています。
これ、ホントにおもしろいんですよねえ。
こんなことまで聞いちゃうんだあ、よく相手は怒らなかったねえ、なんてことまで聞いてるし。
そのアガワさんの”聞く力”の本、といえば、読むしかないでしょう。
この本にもあるように、城山三郎さんとの対談でニコニコ城山さんの聞き上手に触れて「城山さんを目指す」という目標を立てたことは以前何かで読んだ気がします。
そしてそれからアガワさんは20年もの長い間、様々な職種の人たちをお相手に、すばらしいインタビューを続けているのです。
35のヒントは、タイトルだけを見れば、「面白そうに聞く」「相手の気持を推し測る」「相手の目を見る」などありふれれたことのように思えますが、各界の一流の人達との対談という貴重な体験談に裏打ちされているので、読み物としても面白いし、説得力があると思います。
一方、「質問の柱は三本」「お決まりの話にならないように」「聞きにくい話を突っ込むには」などのタイトルは、『阿川佐和子のこの人に会いたい』の極意を語っているといます。
意外だったのは、「しゃべる過ぎは禁物?」のタイトル中にある、週刊文春の対談のアガワ発言が編集の際に大幅に削られているという事実とホントにこんな少ない発言でよくいろいろ聞き出しているなあ、と感心していたのに。
でも、「インタビューは苦手」のタイトル中で、ライターさんに「アガワさんはね、不思議と社長さんに嫌われなかったねえ」と言われたことを書いてありますが、やっぱりアガワさんの天真爛漫なおしゃべりも聞く力になっているんでしょうね。
とにかく、対談相手のエピソードが読めるエッセイとしても十分に面白いのでオススメです!!
聞く力_心をひらく35のヒント 阿川 佐和子
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