(65) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

風俗画編。

ヤン・ステーン
『大人が歌えば子供が笛吹く』
1668~1670年頃

ヤン・ステーンはオランダの俗諺や格言を意欲的に例証した。
老婆が持つ紙には韻を踏んだ古い格言が書かれていて、軸となる「パイプをふかす」という語は悪い例の模倣の比喩的意味になっている。画家はパイプを息子に渡そうとしている父を登場させているが、実は子を持つ親たちは模範を示すようにとの説き勧めである。ステーンはこの題材を複数のタブローに例証したが、すべてこの作品の類作といなされている。
右の少年と少女はおそらく彼の子供であろう。女性は、最初の妻フリーシェ・ファン・ホエインである。

ヤン・ステーン
『牡蠣を食べる婦人』
1658~1660年頃

とても小さな版で、好みの題材であった牡蠣を食する場面を描いている。

若い女性が牡蠣に塩をふりかけ、テーブルには数個の牡蠣、青いデルフト焼きのピッチャーとワイングラス、銀の盆に載ったパンなど見事な静物画が描かれている。背景の台所では、下女と執事が牡蠣を剥いている。牡蠣は遠い過去から催淫性があると考えられ、若い女性が鑑賞者の眼を直視していることから、この場面に性的な意味を与えている。

ヘリッド・ダウ
『若い母親』
1658年

1660年にイギリス王となったチャールズ2世にホラント州と西フリースラントから送られた絵画である。イタリア絵画を称賛し近代作品を好まなかった王であったが、ライデンの著名な緻密画家でレンブラントの弟子であったヘリッド・ダウは王に宮廷画家として招かれるほど気に入られたが、ダウは誘いを断った。
イギリス王となったウイレム3世はこの傑作をオランダに戻し、ヘットロー宮殿の所蔵品に加えた。後にイギリスが返還を求めたが叶えられなかった。

ヘラルト・テル・ポルフ
『子供の髪をとかす母(ノミ取り)』
1653年

女が優しく注意深く、子供のノミや寄生虫を撮っている間、子供はそれが終わるのを我慢強く待っている。ヘラルト・テル・ポルフはこのような風俗画で人気を博した。
このタブローはまた、道徳も論じている。ノミ取りは17世紀の画家や詩人にとって、切り盛りのうまい主婦の美徳のひとつ、秩序と清潔への関心を象徴していた。

今日もうさぎの日記を読んで下さってありがとうございます。
よろしかったらポチをお願いします♥


海外旅行 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 幸せ・ハッピーへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です