ビネンホフ(Binnenhof)とはオランダ語で「内庭」という意味で、敷地内には「騎士の館(リデルザール:Ridderzaal)」と呼ばれる中世建築があり、現在は国会議事堂として機能しています。この他に総理府、外務省などの中央官庁、オランダ首相の執務室もあり、文字通り行政の発信場所です。さらにはフェルメールの絵画で有名なマウリッツ・ハウス美術館もビネンホフの一角にあり、デン・ハーグの見所が多く集まっている場所でもあります。国会議事堂や政治の中心部と聞くと堅苦しい印象がありますが、このビネンホフ内は通り抜け自由。観光客の他に地元住人が犬の散歩などを楽しんでいる様子も目にし、実におおらかです。
行政機関の建築といっても伯爵の館が元になっているので、アンティークで由緒ある美しい建造物の数々を楽しめ、まるでお城の中庭を散歩しているよう。また隣接するホフファイファー(Hofvijver)の池から望む重厚で美しいビネンホフの建築群は、旅行者には絶好の写真撮影スポットです。
ここは現在も行政府として機能している割には通り抜けも自由、13~17世紀の建物を磨いたりあまりメンテナンスをせずに使用しているからか、広場に騎馬隊が出てきても違和感のないくらい中世の雰囲気を漂わせていました。何の知識もなく好奇心で門をくぐっただけでしたが大ヒットでした。
広いので全部は攝れませんが全体はこんな感じ。
礼拝堂(教会?)の横に華麗な噴水。
古い建造物以外何もないのです。
礼拝堂の右横後ろに見えるのは高層ビル。ホフ池側からビネンホフを眺めるときも目に入りますが、これさえ見なければ対岸からの景色も中世そのまま。
窓の周囲など本来は白なんだろうなというところも磨いていないのかちょっと煤けているのでますます建物に風格を与えている気がします。
この礼拝堂もいい感じに経年変化のグラデーションがついています。
ベンチの先に見える通路を抜けると、ホフ池に出ます。
ここからの景色も最高。
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