世界位置美しい広場と言われるグランプラス。
思ったよりこじんまりしていて最初は今ひとつと思いましたが、昼夜と通ってビールを飲みながら眺めているうちに、居心地の良い広場だと感じるようになりました。
大同盟戦争中の1695年8月13日に、当時木造だった広場の家屋はフランソワ・ド・ヌフヴィル (ヴィルロワ公)ヴィルロワ元帥に率いられたフランス王国フランス軍の砲撃によって大半が破壊された。市庁舎の塔は砲撃の的になったが、石でできた壁は放火による火災に耐えた。広場を囲む家々は様々なギルドギルドによって石造りで再建された。このため、市庁舎以外のほとんどの建物は、この時以降のものである。ウィキペディアより
ヒルトンブリュッセルグランプラスから歩いて来ると、写真左の角からグランプラスに出ます。
ブラバン公爵の館(Maison des Ducs de Brabant)。
金の装飾が多く、夜のライトアップの際に反射してとてもきれいです。7世紀の建物を19世紀に再建したそうで、1階はカフェ、2階はホテルになっています。
市庁舎の向かいにあるテラスが前回ご紹介したカフェLa Chaloupe d’Orのテラス。
広場のほぼ角にあり、市庁舎の向かいなので、よい位置からグランプラスを全体に見渡せます。
ビール博物館(ギルドハウス、Maison des Brasseurs)。
ゴールドの騎士が乗っている建物が17世紀のビール醸造業者の家。
グラン・プラスの北側にある“黄金の木”と呼ばれていたビール醸造業者の建物の地下は現在、ビール博物館となってます。中の階段を下りると、そこはまるで18世紀の醸造所のようだそうです。
グラン・プラスのシンボルの市庁舎(Hotel de Ville)。
1402年から1455年の間に建造された、フランボワイヤンゴシック様式の建物で、高さ96mを誇る塔が目印。しかし、左右非対称であり、良く見ると塔も建物の中心にはありません。
ゴシック様式の96メートルの塔はヤン・ファン・ルイスブロエク (Jan van Ruysbroek) が手がけたもの。
頂上には竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られています。ミシェルはブリュッセルの守護天使です。
王の家(ブリュッセル市立博物館、Maison du Roi(Musee de la Ville de Bruxelles))。
王の家は、市庁舎と対をなす建物で、市庁舎と広場を挟んで反対側にある重厚な建物ですが、実際にここに王様が住んだことはありません。
王の家 (la Maison du Roi) は、12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれ、15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれました。これが理由で人々はこの建物を「公の家」と呼ぶようになり、公がスペイン王になると「王の家」と呼ぶようになったそうです。のちにカール5世は自分の塔をゴシック様式で建てさせ、現在もその姿を見ることが出来ているように思ますが、実際には当時の塔も回廊も存在しません。1695年の砲撃などで損害を蒙ったためであり、現在のものは1875年にネオゴシック様式で再建されたものです。
建物は1985年に改築され、市立博物館になっていて、1階にはピーテル・ブリューゲルの“結婚式の行列”が展示されており、3階には有名な小便小僧の衣装コレクションが飾られているそうです。
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