古き良き時代をサスペンスを絡めてうまく描いている ♪
★★★★
1930年代の憧れの高級ホテル、
グランド・ブダペスト・ホテルが
舞台。
ホテルのカリスマコンシェルジュ・
グスタヴと新人ベルボーイ・ゼロ
との交流に、グスタフの顧客である
伯爵夫人の遺産相続争いのサスペンスを
絡めて物語は展開されるので、ストーリー
としても見ていて飽きない。
2014年制作の映画だが、サイレント映画
時代のようなアングルや俳優陣の動きで
1930年代の映画を見ているような錯覚に
陥る。
すごく名作とか大作というわけではないけれど、
グスタヴとゼロの職業人としてのプロ意識と
師弟関係の地に足がついた安定感が、裕福では
あるけれど本当はさみしい老人たちの空虚さを
際立たせ、幸せとは何かを漠然と考えさせられる
気がする。
ヨーロッパの片隅の雰囲気とはこんなものかなあ、
と感じるのもよい。
おすすめです。
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