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それなりに出世して、可愛い妻と娘がいてマイホームも購入。順調に見えるサラリーマン人生だが、単調な毎日にむさしさを感じていた杉山(役所広司)。ある日通勤電車から見かけた窓辺に佇む美女・舞(草刈民代)に会いたい一心、という不純な動機で社交ダンスのドアを叩くが、やがて社交ダンスそのものに魅せられて毎日が充実し楽しくなっていくが・・・。
役所広司の演技ももちろんすばらしいですが、竹中直人、渡辺えり子、徳井優、柄本明らキャストそれぞれがすごく個性的なのに、お互いを引き立てて調和しているところがすごい。それら個性派俳優のなかで軽やかにステップを踏むかのように演技する華奢で華麗な草刈民代。
テクニックはあるがプライドが高すぎてパートーナーとうまくいかなかったトップダンサーの舞が、杉山のダンスに対する情熱を目の当たりにしているうちに、ダンスの楽しさを思い出して笑顔になっていく様子がすばらしい。ダンスだけではなく、人生こころのもちようなのでは、など、希望が湧く名作だと思います。
今日もうさぎの日記を読んで下さってありがとうございます。
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