あまりにも有名なため息橋。
こんな窓越しにこんなに美しい景色を見たら、ため息も出るというものです。
中庭に面している大理石の階段は、かつてドージェの即位式が行われていた『巨人の階段』。両側に軍神マルス(左)と海神ネプチューン(右)の2体の巨人が立って中庭を見守っています。
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ドゥカーレ宮殿の中庭。
ベニスの広場には、必ずと言ってよいほど、井戸があり教会があります。
ベニスの飲料水を確保する井戸は、地盤沈下しないように、塩田開発から得た技術を応用してベニス独特の井戸が作られています。
広い正方形の真ん中にあるのが井戸、正方形の四方4カ所にある丸い穴が雨水を集める穴で、井戸の周りに埋め込まれた砂の層が雨水を濾過するように作られています。
大評議会の間の造船技術の応用といい、水の都ベニスならではの独特の技術と工夫がありますね。
おなじ木の天井でも、シークレットツアーで見た裏側と違って豪華な装飾がされています。
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大評議会の間(Sala del Maggior Consiglio)。
大評議会の間は、広さは25m×54mで面積は1350㎡あり1200~2000人の人を収容できる宮殿で最大の部屋。
全ヴェネツィア貴族の議会として1172年につくられた大評議会が行われる広間でした。
1本の柱もない大空間は、船底を逆にしたようなかたちの吊り天井になっているという、世界一の造船大国でもあったヴェネツィアの造船技術を活かして作られています。
壁と天井は、ティントレットやヴェロネーゼらの、全部で53枚もの絵画で飾られています。
1577年、ドゥカーレ宮殿は火事に見舞われ、『大評議会の間』も激しく損傷し、14世紀の画家グアリエントによる『聖母戴冠』のフレスコ画も損害を免れませんでした(前回紹介した、軍隊の間にあったフレスコ画です)。
『聖母戴冠』変わる作品の制作のために画家たちのコンペを行い、ヴェロネーゼの死でバッサーノとのコラボが選ばれたが、1588年のヴェロネーゼの死でティントレットに決定され、彼が4年の歳月をかけて完成させたのが『天国』である。
『天国』 ティントレット(1588~1592年)(縦7.45m×横24.65m) 『大評議会の間『』に飾られている世界最大級の油絵。
人で埋め尽くされた絵の中にちゃっかり自画像を入れ込んでいます。
『ヴェネツィアの大勝利』 パオロ・ヴェロネーゼ遺作 ( 1579~1582年)
他の3面装飾帯には、ティントレットが歴代ドージェの肖像を描いています。
黒く塗りつぶされているのは失脚した?ドージェの肖像画。
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