(66) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

ペーテル=パウル・ルーベンス
『ろうそくを持つ老婆と少年』
1616~1617年

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン(とその一門)
『キリストの哀悼』
1460~1464年

構図の中央にヨハネに支えられたマリアが息子の傍に跪いている。その深い悲しみは当時、信者たちへの模範となった。
背景にはフランドル地方の典型的な家並みが浮かび上がっている。

ハンス・ホルバイン(子)
『ロバート・チェズマンの肖像』
1533年

南ドイツ出身の画家は、1532年からイギリスで暮らし始め、緻密で表情豊かな肖像画で名声を浴び、4年後にはヘンリー8世の公式画家となった。
この肖像画は有力領主チェズマンを描いたものであるが、ホルバインは王の狩猟仲間だった彼を、鷹番頭の姿で描いている。

ヤン・ブリューゲル(父)及びペーテル=パウル・ルーベンス
『楽園のアダムとエヴァ』
1615年頃

当時の偉大なフランドル画家二人の協力の結実である。ルーベンスが2人の裸体を描き、ブリューゲルが風景、植物及び動物を担当した。
左端のりんごにかぶりついている猿は、原罪を予想している。それは禁断の実を食べようとするアダムを描写する、このタブローの題材である。アダムの頭上に茂った葉の中で光を浴びるぶどうの房は、原罪を償い十字架にかけられて死ぬキリストを象徴している。

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(65) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

風俗画編。

ヤン・ステーン
『大人が歌えば子供が笛吹く』
1668~1670年頃

ヤン・ステーンはオランダの俗諺や格言を意欲的に例証した。
老婆が持つ紙には韻を踏んだ古い格言が書かれていて、軸となる「パイプをふかす」という語は悪い例の模倣の比喩的意味になっている。画家はパイプを息子に渡そうとしている父を登場させているが、実は子を持つ親たちは模範を示すようにとの説き勧めである。ステーンはこの題材を複数のタブローに例証したが、すべてこの作品の類作といなされている。
右の少年と少女はおそらく彼の子供であろう。女性は、最初の妻フリーシェ・ファン・ホエインである。

ヤン・ステーン
『牡蠣を食べる婦人』
1658~1660年頃

とても小さな版で、好みの題材であった牡蠣を食する場面を描いている。

若い女性が牡蠣に塩をふりかけ、テーブルには数個の牡蠣、青いデルフト焼きのピッチャーとワイングラス、銀の盆に載ったパンなど見事な静物画が描かれている。背景の台所では、下女と執事が牡蠣を剥いている。牡蠣は遠い過去から催淫性があると考えられ、若い女性が鑑賞者の眼を直視していることから、この場面に性的な意味を与えている。

ヘリッド・ダウ
『若い母親』
1658年

1660年にイギリス王となったチャールズ2世にホラント州と西フリースラントから送られた絵画である。イタリア絵画を称賛し近代作品を好まなかった王であったが、ライデンの著名な緻密画家でレンブラントの弟子であったヘリッド・ダウは王に宮廷画家として招かれるほど気に入られたが、ダウは誘いを断った。
イギリス王となったウイレム3世はこの傑作をオランダに戻し、ヘットロー宮殿の所蔵品に加えた。後にイギリスが返還を求めたが叶えられなかった。

ヘラルト・テル・ポルフ
『子供の髪をとかす母(ノミ取り)』
1653年

女が優しく注意深く、子供のノミや寄生虫を撮っている間、子供はそれが終わるのを我慢強く待っている。ヘラルト・テル・ポルフはこのような風俗画で人気を博した。
このタブローはまた、道徳も論じている。ノミ取りは17世紀の画家や詩人にとって、切り盛りのうまい主婦の美徳のひとつ、秩序と清潔への関心を象徴していた。

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(64) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

パウルス・ポッテル
『若い雄牛』
1647年

現在の来場者の大部分はレンブラントやフェルメールが目的であるが、18世紀と19世紀にはこの作品が人気であった。
雄牛の湿った鼻づらと体毛に止まったハエは、オランダ絵画の模範そのものであった。

フランス・ハルス
『笑う少年』
1625年

このように無邪気で真実味を帯びた肖像画をかけるのはフランス・ハルスだけであった。
顔と首部分の絵の具に、筆さばきの速さが鮮明に見て取れる。年齢を重ね経験を積むに従い、ますます頻繁にラフな筆致を実践するようになった。肖像画は傍流とされていた当時でさえ、ハルスは同時代の人々の好評を博した。

ニコラース・ベルヘム
『クレタ島の幼いゼウス』
1648年

自分の子をすべて貪ってしまう嫉妬深い父クロノスの手を逃れるため、幼いゼウスは母レーアによってイダ山の洞窟に隠された。王の娘アドラスティアはゼウスをはちみつで養い、雄山羊アマルティアが育てた。

ビネンホフとホフ池、こんな関係になっています。
マウリッツハイスの正面向かって左側の門を入ると、ビネンホフの中庭を抜けてホフ池の対岸に出られます。
ビネンホフの中も、対岸からの景色も中世そのままです。

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(63) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

レンブラント・ファン・レインの年代別の自画像。

彼は自らを疲弊した姿で描くことが多かったとされるが、常にエネルギーに満ち生き生きとしたまなざしはレンブラントが残した多数の自画像のように鑑賞者の胸を打つ。

1629年

1629-1630年

1635-1640年

1667年

1669年
レンブラントが署名し日付を記した最後の自画像。オランダ黄金時代の最も偉大な画家は、1669年10月4日に69歳で没した。とうに、この年令まで生きる人は稀であった。

マウリッツハイス美術館の窓から見えるホフ池。

白鳥が優雅に浮かんでいる池とビネンホフを対岸から眺めると、中世そのままの景色でとても美しい。

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(62) 2017/5 Netherlands オランダ・デン・ハーグ 5/6 ( Sat ) マウリッツハイス美術館 ♪

レンブラント・ファン・レイン
『トゥルプ白紙の解剖学講義』
1632年

アムステルダム外科医組合からの依頼で制作した作品。死者の名前はアーリス・キントという1632年に絞首刑に処せられた者で、解剖学研究用に組合に亡骸が渡された。

ヨハネス・ファン・レイン
『寺院のシメオン』
1631年

ヨハネス・ファン・レイン
『スザンナ』
1636年

聖書が伝える、裕福な名士の美しい妻、ズザンナ。2人の長老の判事は水浴びする彼女をのぞき見して彼女を誘惑し、拒絶する彼女を脅かし、中傷するが、彼女は二人を追い返した。

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